人生は こんな ありふれた 音楽 に似ている

ー前回のブログ更新から早いもので二か月を迎えようとしています。

ブログを書きたいという僕の気持ちとは裏腹に、今回も二か月足らずの時間が空いてしまいました。

時が経つのは早いもので、暦の上ではもう少しで六月、世間一般の大学4年生はそろそろ就活終了、という人も出てくるのではないでしょうか。ちなみに僕は世間一般の大学4年生ではないのでまだまだのびのびしています。数日前でしょうか、町をふらふら散歩していたら(この時点で自覚が欠如していますね)、リクルートスーツを着た女性が電話しつつ、どうやら面接に遅刻してしまったようで謝りながらビルに入っていって。そんな姿を見て、完全に他人事でガンバレ!と思ってしまいました。曲がりなりにも就活生がですよ?自分の心配もせず純度100%の声援を向けてしまったのです。僕は日頃の生活で人生への危機感というか、焦りとか、そういう人として大事なものを感知する機関が焼き切れてしまったみたいです。しかし残念な事に、そのような人間ジャンク品、ハードオフに住民票を移したいと常日頃思っている僕でも、しっかり社会でお勤めをしないと日常生活を送れない、という事に気づいてしまったので、そろそろまともに始めようかなとは思っています......。

 

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自分で言うのも何ですが、僕は割と携帯を手放すことが出来ないタイプの人間です。厳密にいえば携帯、というよりもインターネットにつながっている機械、情報端末なのですが。一人の時はご飯を食べながら、お風呂に入りながら見たいなケースもだんだんと増えてきました。客観的に見れば完全にスマホ依存症ですね。これに関してはぐうの音も出ません。完全に事実だと思います(僕はえらいのでちゃんとやったことは認めるタイプです)。じゃあ携帯で何をやってるか、というと他の人と幾分か事情が違って、僕の場合はあまりSNSもゲームも、はたまた動画鑑賞もそれほどやってないんですよね。もちろん前者ふたつはやるけど、twitterから離れられない、って事もないし、ソシャゲに関しても基本は決まった時間でガーッとやってしまうタイプで。youtubeもよく見はするんですけど、どちらかというとBGM代わりにすることがほとんどで、実際に集中してみる時間は1日の中でそんなにないんですよね。どちらかというとネットサーフィンが主な使い方で、あてどなく何かを検索して......みたいな感じでとてもふわふわしています。知らなかった情報が頭にとめどなく流れこんできて、それに逆らわず情報の潮流に流されているような、この感覚が昔から好きで、つい時間を忘れてネットの海に体を預けてしまいます。この前、スマホを握りしめて寝落ちして笑ってしまう夢を見た時はさすがに人としての尊厳までもが海に流されてしまいそうだったので、そこは節度を持ってやっていきたいです......。

そんなスマホと一心同体な僕も、唯一外を歩いている時だけは、携帯を触らないようにしています。歩きスマホはよくない、というのも理由の一つなのですが、特になにか面白いものを見つけて写真を撮る、という時以外は基本スマホはカバンの中に入れて、触れることはあまりありません。

 

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最近、歩くことが趣味になりました。元々は移動に無駄な時間を使いたくないタイプで、短い距離も自転車とかバスとかを使いたい人間だったんですが、痩せるために歩くのを日課にしてからは、むしろ移動の時間が楽しくなってしまって。本格的にやってるわけじゃないのでラフな格好で、ルートは家の近くを適当に、って感じなんですが、最近は御朱印巡りも始めた影響で、ふらふら都内を散歩したりとか、そんな機会も多くなってきました。なんか散歩って生きてるを実感するというか、そんな心境になれるのがすごく楽しいのです。

家の近くの森を通ると、小さいときに父親にカブトムシ取りにつれて行ってもらったなぁとか、あの畳屋小学校の時に社会科見学で来たなぁとかいろいろ思い出して。うわぁここよく壁あてしたなぁとか、つい昔の自分を思い出したり。子供が駄菓子屋で遊んでるのを見て、うわ懐かしいなぁとか、風で葉が擦れるのを聞いて今年ももうこんな季節なんだなぁと感じて。雨上がりに外に出ると、雨と土の混じった匂いが鼻をついて、木々には雨の雫がついてるけど、それが鬱々とした空と綺麗なコントラストを描いてて、ちょっぴりセンチメンタルになってしまうんだけど、思わず走りだしてしまうような、そんな感覚もなんか楽しくて。初めて行く土地でも、そういえばこんなことあったよなぁって、スポーツショップとか見ると、初めて自分が陸上の道具を買ってもらった時、すごく嬉しかったなぁって記憶が蘇ってきて、なんか懐かしい気持ちになったり。

過去の自分は確かにそこにいて、でも自分は今日も間違いなく年を重ねていて、過去には戻れないんだけど確かにあの場所あの時間をすごしてたんだなぁ、そんな”生きてる”を時折残酷にも思えるくらい感じてしまうのがものすごく楽しくて。知らない所に来た時は、次に来たときは思い出すのかな、なんて考えたりして。いわば自分史みたいなものが頭の中に流れ込んでくる、見るもの聞くものすべてがたまらなく好きになるこの瞬間がたまらないのです。

 

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ポップンミュージックって音ゲーがあるのですが、最近またやり始めました。

そこに”音楽”って曲が収録されてて、自分も好きでよく聞くんですけど、テーマが人生で。このブログを書いてるときに思い出しました。思えば人生って一つの曲みたいだよなぁって思って。これからもいろんな音色を奏でて、その度に思い出して、それを楽しめることが出来たらいいなぁと感じました。

 

人生は走馬灯の如し、僕の最後の時には、いったいどんな景色を思い出して、どんな音楽が流れるんでしょうか。楽しみです。少なくともこんなブログを書いていたことは忘れてそうだけどね!